恵方巻きはいつから始まったの?
関東には昔はなかったって本当?
近頃は、コンビニなどでも予約ができるようになった恵方巻き♪
関西ではメジャーみたいですが、その発祥はいつから始まったのかご存じですか?
また意外と知られていないのが、なぜ食べるのかという理由について!
節分までに、食べ方の決まりなど気になる点をいろいろと確認していきましょう♪
~この記事で分かること~
- 関東ではいつから恵方巻きが始まったのか
- 恵方巻きの発祥の地はどこなのか
- 昔は恵方巻はなかった
- なぜ恵方巻きを食べるのか
- 恵方巻きの具材の意味
- 恵方巻きの食べ方レクチャー
恵方巻きは関東でいつから始まった?
恵方巻きは関東でいつから始まった?
今では身近になった恵方巻きですが、関東ではいつから定着し始めたのでしょうか?
調べたところ、2003年頃からということが分かりました!
実は、その10年ほど前から、関東でもちらほらと恵方巻きを販売しているところはありました。
しかし2003年に一気に関東で広まったのは、セブンイレブンで大々的に宣伝されたからだと思われます!

「恵方巻」
の名前を付けたのもセブンイレブンなんだとか?!
「丸かぶり寿司 恵方巻」
として販売されていたみたいね♪

それまで関東では、幸運巻ずし、丸かぶり寿司などというものも一応あったようです。
しかし関西ほど定着はしていませんでした。
やはり、大手が宣伝すると、影響力が大きいですね!
恵方巻きの発祥はどこ?
恵方巻きの発祥はどこ?
関西から恵方巻き文化が伝わってきたということは、何となく浸透していますよね♪
様々な説がありますが、有力だと言われている発祥地は、大阪府此花(このはな)区の船場です!
昔、申村(さるむら)と呼ばれた地域では、節分の日に巻き寿司を食べるという風習があったのです。
ここには世念講(よねんこ)という集団があり、そこでは船頭らが集まって様々な遊びに興じていました。

当然お腹も空くので、巻き寿司が用意されていたのですが…
「見知った人しかいないのだから、そんな上品に切り分けなくてもいい!
お腹が空いたからそのまま頂戴!」
という声が多数あったため、今の形になったそうです♪

このことは、大阪の此花区のホームページでも紹介されています♪
恵方巻きは昔はなかった?!
恵方巻きは昔はなかった?!
関西人からするとこれは意外といわれているのですが、関東では節分と言えば豆まきだけでしたよね?
調べたところ、1980年代の前半までは、関東に恵方巻はなかったと思われます!
定着したのは、2003年頃と先ほども申し上げました。
しかしそれ以前にも、普及させようとしていた企業があったのです!
それが小僧寿しなのですが…結果は失敗に終わってしまいましたね。

関東では、節分と言えば豆まきという習慣が古くから根付いています。
なかなか新しい風習を取り入れることに、抵抗があったのかもしれませんね!
それでもコンビニ各社が地道に宣伝を続けた結果、今のように認知されるようになりました♪
恵方巻きはなぜ食べる?
恵方巻きはなぜ食べる?
発祥はお遊びからだったということは分かりましたが、今では様々な意味も上乗せされています。
船頭らが始めたことなので、商売繁盛や無病息災、家内安全を祈願して食べることが目的のようです。

素晴らしい年になりますように、ということですね♪
確かに、恵方巻きと言えば色とりどりの具がたくさん入っていますよね!
たくさん詰まっている具を見ると、繁盛している様子や、子だくさんなど繁栄を表している気もします。
また、いつからか七福神と同じく、7つの具材を入れて売られていることもあります!
美味しい恵方巻きを、神様に祈りが届くように、ありがたい気持ちで食べましょう♪
恵方巻きに入っている具の意味は?
恵方巻きに入っている具の意味は?
もちろん商品にはよりますが、恵方巻きの中身は7種類の具材が使われていることが多いようです。
それらの具には、主に長寿、豊かさ、めでたいという意味が込められています。
では具体的に、基本の具材の種類を見ていきましょう♪
‐具材‐ | ‐込められた意味‐ |
鰻(又は穴子) | 長寿、出世 |
海老 | 長寿 |
かんぴょう | 長寿 |
桜でんぶ | めでたい(原材料の鯛から) |
だし巻き卵 | 金運、豊かさ |
きゅうり | 九の利をもたらす |
しいたけ | 神様へのお供え物 |
一つ一つに意味があるんですね♪
しかし最近はロールケーキなど、デザートを恵方巻きに見立てて食べることも増えています。
以前ほど意味深い物ではなくなってきているようにも感じます。
恵方巻きの食べ方を紹介!
恵方巻きの食べ方を紹介!
では具材の意味も分かったところで、次はいよいよ食べ方をお伝えします!
大切なのは、その年の恵方を向いて、喋らずに、一気に食べるという3つのルールを守ること!
一つずつ、詳しく見ていきましょう♪
恵方を向く
恵方巻きの恵方とは、その年に神様がおられる方角のことです。
その年1年のご利益を得られるように、しっかりと神様の方を向いて食べるようにしましょう!
ちなみに2023年は、南南東のやや南の方角です。

今はスマホにもコンパス機能が内蔵されているので、誰でも簡単に確かめることが出来ます。
喋らない
これはもしかしたら、ご存じない方もいたかもしれませんね。
実は恵方巻きを食べている間は、お喋りしてはいけないといわれています。
途中でうっかりご家族やご友人とお話してしまうと、ご利益がなくなってしまいます!

無事に無言で食べ終えることが出来たら、その時は心行くまで楽しくおしゃべりしてくださいね♪
一気に食べる
最後に、一気に食べきるというルールですが、これは無言で食べていれば自ずとクリアできそうです♪
かぶりつくなんて下品じゃないかしら…と思われる方もいるかもしれません。
しかし恵方巻きに関しては、切り分けずに1本そのまま食べるという風習です!
ここは思い切って、大きな口を開けて食べましょう!

今回のまとめ
恵方巻きについてまとめ
いかがでしたか?
恵方巻きについて、分かった事をまとめていきます♪
- 関東では2003年頃から定着
- 発祥は大阪府此花区の船場
- 1980年代の前半までは、関東では豆まきをする風習だけだった
- 恵方巻きを食べるのは商売繁盛や無病息災、家内安全を祈願するため
- 具材には主に、長寿、豊かさ、めでたいという意味が込められている
- 恵方巻きは恵方を向いて、喋らずに、一気に食べる!
2023年は南南東のやや南の方角を向いて、無言で一気に召し上がってくださいね♪
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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