【風立ちぬ】菜穂子の来てには2つの意味があった?
宮崎駿監督の最後の長編アニメである、【風立ちぬ】はジブリ作品ならではの謎が多いですよね!
菜穂子は計算高くて、怖いと言われている理由には魔女説があると噂が!
菜穂子の嫉妬丸出しのシーンの真相はいかに・・・
この記事では菜穂子の来てと言っている意味や、計算高さや性格など徹底解説していきます!
二郎に対して、気持ち悪い行動をとる菜穂子の謎についてもわかってしまうかもしれません。
菜穂子について詳しく見ていくと、二郎に対する熱い思いが分かりますよ♪
【風立ちぬ】菜穂子の来ての意味は?
【風立ちぬ】の菜穂子の「来て」の意味は何なのでしょうか?
映画上で「来て」というセリフは1回だけですが、実はもう1回「来て」という意味が含まれた言葉があるのです。
- 二郎を誘う意味
- あの世の世界へ来てという怖い意味
それぞれの「来て」の意味を詳しく見ていきましょう!
1つ目の「来て」の意味
風立ちぬの菜穂子さんがじろうさんに『来て、』って言って『いいのかい』ってシーン好きだ…
— 閥 (@ggreed66) September 26, 2014
1つ目の「来て」は、夜の営みを誘う意味です。
映画で上映された、菜穂子が二郎に向けて「来て」と言ったシーンは、二郎と結婚して初めて夜を共に過ごす時です。
2人が寝ようと布団に入ったとき、菜穂子は二郎に「来て」と言います。
その時、菜穂子は結核を患っていたので、さすがの二郎も戸惑いますが電気を消しました。
その後2人がどうしたのか、明確には描かれていません。
1つ目の来ては2人の大人の関係を意味していました♪
上映されなかった「来て」の意味
宮崎監督の「風立ちぬ」ラスト、菜穂子の「あなた、生きて」という台詞は元々「あなた、来て」だったらしい。
変えて正解だったという意見が多いけど「あなた、来て」の方が流れで言えば適当、大衆の心をくみ取ったのが伺える。しかし私はどちらがよいかと言う話がしたいのではありません(続く)— ナカゾノヨシオ (@yoshionakazono) August 12, 2014
ラストシーンの夢の中で、菜穂子が次郎に伝えた言葉の「生きて」が「来て」の意味にしようとしていたそうです。
原案のセリフは「来て」だったのですが、宮﨑駿監督と庵野秀明さん(二郎の声優)との話し合いで「生きて」に変えられたようなのです!
菜穂子のところに「来て」ということは、「あの世へ、一緒にいきましょう」という意味になります。
【風立ちぬ】は生きねばをキャッチフレーズにしています!
二郎まで死んでしまえば、物語としてもバランスが崩れてしまうのです!
二郎は菜穂子を失い戦争にも負けて、自分の作った飛行機も失いました。
その時の二郎はおそらく生きる気力もなかったでしょう・・・
しかし、どんな苦難があっても生きなければならない。
そのような思いを込めて、「生きて」という言葉に変えられたのですね!
【風立ちぬ】菜穂子は計算高い女?
【風立ちぬ】菜穂子は計算高い女なのか?
計算高い女と言われるシーンをまとめました!
- パラソルが二郎のところへ飛んでいく
- トラップを仕掛ける
- 突然いなくなる
この3つのシーンについて詳しく解説します♪
パラソルが二郎のところへ飛ぶ
二郎との再会は、菜穂子が絵を描いていてその前を二郎が通り過ぎた時です。
菜穂子に気づくものの、チラっと見ただけで通りすぎる二郎。
その後強風が吹きますが、イーゼルは左へパラソルは右(二郎の方)へ飛ばされるという異様な光景が映されます。
気づいてもらうためにわざと投げたのか?
真意は分かりませんが、気づいてもらうために投げたのならかなり計算高いですね。
パラソルのトラップ
再び二郎と会うために、二郎が通るであろう道の側にパラソルとイーゼルを置くトラップをしかけます。
昨日飛んで行った白いパラソルを置いているのですから、二郎は気になりますよね。
まんまと二郎はトラップに引っ掛かります!
2日間かけてパラソルで二郎を引き付ける・・・かなり高度なワザですね!
菜穂子が突然いなくなる
結核を患っている菜穂子は、大好きな二郎と少しでも一緒にいようと2人で過ごすことにします。
しかし、菜穂子はもう長くないことを悟って姿を消すのです。
二郎は綺麗なものが好きだから、綺麗なままの自分でさよならしたかったのではないかと考えられます。
自分の醜い姿を見せないために見切りをつける計算高さは真似できませんね。
【風立ちぬ】の菜穂子は嫉妬がヤバい?
【風立ちぬ】菜穂子は嫉妬がヤバいって本当?
嫉妬がヤバいと言われる理由は、お絹について一方的に話すシーンにありました!
一番初めに菜穂子と二郎が出会ったのは汽車に乗っているときです。
あの時二郎は、菜穂子の侍女であるお絹のことが気になっていました。
再会したときも二郎は菜穂子のことは全く覚えておらず、事細かく説明してから「あぁ~!」と二郎は思い出します。
自分の気になる相手に全く覚えられていなかったら、お絹に嫉妬するのも無理ないですよね。
嫉妬心丸出しのシーンは2つです。
- お絹が泣いて喜んだと嘘をつく
- お絹が結婚して子どもを産んだとわざわざ報告する
嫉妬について深堀していきましょう!
お絹が泣いて喜んだと嘘をつく
嘘のポイントは、「あなたの居場所が分かったのは、(お絹が)お嫁に行く2日前だったんです。お絹泣いて喜んでいましたよ」の喜んでいたという部分。
お絹が泣いていたのは本当で、実際喜んでいたのは嘘なのです!
お絹は、二郎から借りた計算尺とシャツを返しに東京大学へ行きますが二郎に会いませんでした。
理由は自分が2日後には別の人と結婚してしまうからです。
喜んでいないのに喜んでいたと嘘をつき、お絹は二郎に興味がないと遠回しにアピールしていますね!
お絹が結婚して子どもを産んだとわざわざ報告する
【風立ちぬネタバレ感想】再会後二郎にお絹さんの事を語る菜穂子から溢れる感情の複雑さ!おそらく姉妹のようであったろうお絹との親密さは勿論、恋愛が可能な立場として二郎と再会出来たことで抑え難く生じる優越感、2人も子を成せた、健康な女であるお絹への羨望、嫉妬もあっただろう。
— HS (@drops2012) August 29, 2013
お絹の話題を積極的に話すところが嫉妬丸出しです!
結婚したことや、2人目の赤ちゃんを産んだことをわざわざ報告します。
二郎が今お絹を狙っても無駄ということをアピールしていますよね。
とにかくお絹への思いを断ち切らせるために発言していることが分かります!
【風立ちぬ】の菜穂子は怖い?
【風立ちぬ】菜穂子は怖いと言われる本当の理由はなにか・・・
それは、菜穂子は魔女説という噂が!
やっと録画消化で風立ちぬ見たけどやっぱり本庄がイケメンすぎて……!
あと岡田斗司夫ゼミで習ったとおり菜穂子が魔女すぎてwww— さくらもち (@skrmc_moe) November 14, 2021
嫉妬心や計算高さから怖いと言われていますが、魔女説があり怖いとも言われていることを知っていますか?
- 泉に呪い(まじない)
- 二郎ににじり寄る菜穂子
- 不自然な雨
あるシーンに菜穂子の魔女っぽさが溢れでているのです!
泉に呪い(まじない)
二郎と再び会うために、パラソルやイーゼルのトラップをしかけていましたよね。
その前で待ってたらいいのに菜穂子はわざわざ森の中へ入って、そこに湧き出る泉に呪いをしています。
呪いは、二郎がここに来てくれますようにといった内容です。
二郎が来ると、泉にお礼をしていたとも言う菜穂子・・・
なんだか不気味ですね。
二郎ににじり寄る菜穂子
二郎が森の中へ入ってきたときに、「あなたがここに来てくださるようお願いをしたんです」と話しながらにじり寄るシーンがあります。
このシーンがホラー映画のように怖さを表現しています!
喋りかけながらゆっくり歩いてくると、少し気持ち悪い・・・
これは魔女感というよりも、ホラー感ですね!
不自然な雨
二郎と菜穂子が帰るとき、大雨が降って2人は相合傘をします。
大雨の中、菜穂子は一方的にお絹の結婚の話をしていました。
一通りお絹の話が終わると突然雨がやみます。
大雨が降って突然止むことはよくありますよね。
でも、菜穂子たちが通った道はずぶ濡れ、それより先は全く濡れていない道が続いています。
2人を境に雨がピタリと止むのは、どう考えても不自然ですよね!
お絹の話が終わって相合傘をして近づく必要がなかったから雨を止ませたのか?
と推測できちゃいます。
二郎を思うあまり、魔女感がにじみ出ている菜穂子に対して怖いと感じてしまいました!
【風立ちぬ】菜穂子の来ての意味についてまとめ
今回は【風立ちぬ】菜穂子の来ての意味についてまとめました!
- 来ての意味は、夜の営みに誘う意味があった
- 来て→生きてとセリフが変更されていた
- 計算高さはトラップをしかける等の行動にあった
- 嫉妬深さはお絹の話をするシーンで丸出しだった
- 菜穂子の怖さは魔女感から出ていた
菜穂子について深堀すると、なんとも二郎に対する好きの強さを感じました!
好きすぎる故の女の怖さが分かりました・・・
最後までお読みいただきありがとうございます。
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